多品種・多規格にわたる生産は、コストを抑えながら効率を高め、ニーズに迅速かつ的確にお応えいたします。常に先進の機器の導入と充実を図る生産ラインでは、日常の保守点検・整備を徹底し、さらにキャリブレーションを重視して、品質の確かな製品を安定生産しています。

ドリンク剤

ドリンク剤

ロードセル付属のタンクを使用して200Lから2500Lまでの調合が可能であり、10mLから120mLまでの充填に対応できる多品種生産が可能な製造設備を備えております。
調合工程では、逆浸透膜(RO)、脱炭酸膜、電気再生式連続純水装置(EDI)を採用し、日本薬局方に適合した純水を使用しております。
充填・包装工程では、自動供給される薬液がリンサーを通った瓶に充填されます。充填品の各管理項目が検証され、パストライザーでの殺菌、ラベリング、カートニングマシンによる箱入れ、マルチシュリンクなどに対応し、高品質かつフレキシブルな生産体制を確立しています。
また、2018年に竣工したみどりヶ丘工場では9,668㎡のみどり豊かな敷地に、最大で日産40万本のドリンクラインを有し、充填、殺菌、ラベリング、カートニング、段ボールケーサー、パレタイザーまで自動化したラインを構築し、高品質な自動検査体制や約1200パレット保管可能なロジスティクス体制と合わせて高い生産性を実現しています。

  • 調合タンク調合タンク
  • バルクデパレタイザーバルクデパレタイザー
  • 充填キャッパー充填キャッパー
  • ラベラーラベラー
  • カートナーカートナー
  • シュリンク機シュリンク機
  • 段ボールケーサー段ボールケーサー
  • パレタイザーパレタイザー

固形剤

固形剤

内服固形剤製造工場はGMPに基づいた製造管理と品質管理を徹底し、工程毎に個々に仕切られ空調管理された環境で製造を行っております。多様なニーズに対応できるよう、素錠・糖衣錠・フィルムコート錠・顆粒剤・散剤などの製造に応じた製造設備を完備し、少量多品種製造可能な体制を整えております。
混合・造粒工程では、撹拌混合造粒機・流動層造粒乾燥機・押し出し造粒機及びその他各種混合機を使用し、原料の性質に考慮した処理を行っております。
打錠工程では、毎時10~20万錠の量産が可能な高速回転式錠剤機を3台保有しており、自動打錠圧力制御装置による制御と金属検出機等を使用することで、安定した品質を満たす製造が可能です。また、錠剤コーティングを施すための糖衣パンを8基、フィルムコーティング機1台を保有しています。
充填工程では、錠剤の錠径・錠厚選別機及び外観検査機による厳しい検査の後、洗瓶・乾燥剤投入・計数充填・ポリシート挿入・キャッピングを自動一貫ライン行っております。
包装工程ではラベリング、カートニング、オーバーラッピングが可能なラインを確立しております。

錠剤

  • ハイスピードミキサーハイスピードミキサー
  • 流動層造粒乾燥機流動層造粒乾燥機
  • 混合機混合機
  • 打錠機打錠機
  • 糖衣パン糖衣パン
  • ハイコーターハイコーター
  • 錠剤自動選別機錠剤自動選別機
  • 充填機充填機
  • PTP包装機PTP包装機
  • カートナーカートナー
  • オーバーラッパーオーバーラッパー

散剤

  • 充填機充填機

外用液剤

外用液剤

外用液剤を製造する設備では、水虫薬や手指消毒液など高濃度エタノールを成分に含む医薬品の製造を行うべく、危険物第4類アルコール取扱いが可能な建屋構造及び設備を備えています。
調合工程はプロペラ式溶解撹拌機と高速せん断型ホモミキサーを有し、小容量から2000Lまでの調合タンクにて、品質要求及びロットサイズを勘案し適切な設備を選択し、少量多品種生産に対応しております。充填工程では、小容量対応の分注機から中容量の全自動充填キャッパー機及び4L容器にも対応可能な半自動充填キャパー機まで、種々の容器形態の充填に対応可能なラインを用いております。
包装工程では、インクジェットプリンタとシュリンク及びタックラベラーなど豊富な捺印方式を備え、2次包装にはカートナー、静電シュリンク、オーバーシュリンクなどさまざまな包装方式に対応が可能です。

  • 調合タンク調合タンク
  • 充填機充填機
  • 4連充填機4連充填機
  • シュリンクラベラーシュリンクラベラー
  • カートナーカートナー

坐剤

坐剤

坐剤を製造する設備では、調合から充填までステロイド製剤及び非ステロイド製剤の2系列の製造ラインを完備し、薬物の交叉汚染の防止に努めております。
溶解・分散工程では、ステロイド製剤ではホモミキサーとジェットアジター、非ステロイド製剤ではホモミキサーとパドルミキサーといった、2軸撹拌装置を備えた100Lの調合槽を用い、任意の温度での調合が可能です。別棟に非ステロイド製剤に300Lの調合槽、ホモミキサーの撹拌装置を備え、仕込容量の幅を増やしております。基剤の調合前後に計2回フィルターに通すことで、異物に対する管理を徹底しております。
充填工程では、15本立ての坐剤充填機を2基保有しており、それぞれ1時間に18,000個の充填が可能で、充填から成形固化、シール及び5Pカットまでを一連して行っております。充填後は重量検査、外観検査を行うことで品質不良が出荷されることを防いでおります。必要に応じフィルムで束ねるバンディング、ピロー包装機(2基保有)によるアルミ包材での密封包装も行っております。尚、5Pシートへの製造番号付与に関してはご要望に応じます。加えて、個装箱包装、まとめ箱包装対応やGS1コード印字対応もご要望に応じます。

  • コンテナ成型機コンテナ成型機
  • 調剤槽調剤槽
  • 充填シール機充填シール機
  • 横型カートナー横型カートナー

軟膏剤

軟膏剤

軟膏剤を製造する設備では、ステロイド製剤とその他の軟膏剤の2系列の製造ラインを有しております。それらの製造ラインを使用して、水虫・たむし薬、外用痔疾用薬を製造しております。
特にステロイド製剤につきましては、汚染や混同の防止のために製造装置・原材料・作業員の厳格な管理を行っております。
溶解・分散工程には、スクレーパー付パドルミキサー及び高速せん断ミキサーを備えた2軸500Lの高速せん断型真空乳化装置を用い、空気混入を防ぎ真空状態で均一な調合が可能です。また、400Lの油相溶解槽及び400Lの水相溶解槽を備え、乳化型クリーム剤へも対応可能です。
他に100Lの高速せん断型真空乳化装置及び50Lの溶解槽も有しております。
充填工程では、チューブ充填機としてメタルチューブへの充填設備を有しております。こちらは、ホルダーやノズルの型替えにより多様な容量への対応が可能です。
また、他に特殊充填装置として注入軟膏用容器への充填・キャップ装填・袋詰め包装までが自動化され、清浄環境で一貫して生産が行えるラインを有しております。
その後、検査工程を経て、化粧箱に箱詰めされたあと梱包されていきます。

  • 真空乳化装置真空乳化装置
  • 軟膏充填機軟膏充填機
  • 注入軟膏充填機・ピロー包装機注入軟膏充填機・ピロー包装機
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